ボリビア・ペルー旅行記(その2) 〜 チチカカ湖

 バスに乗ってペルーとの国境の町、コパカバーナを目指しますが、途中のティキーナと言うところでチチカカ湖を渡らなければなりません。バスは頼りない船(というかエンジン付いかだ)に乗せて渡します。写真はおじさんがいかだを棒で押そうとしているところ(@_@)。乗客は別のボートで渡ります。対岸までは数百mくらいなので、橋くらい架けろよと思いますが、そうするとおじさんたちの職が無くなってしまうのでしょう。
 コパカバーナ到着。昼飯は蒸したマス(trucha al vapor)。ほんとは揚げたマス(trucha frita)が食べたかったんだけど昨日の今日なので我慢。
 それにしても一食の量が桁外れに多いです(カナダに比べても)。この翌日、違うレストランでランチ(almuerzo)を頼んだ時のこと。具がたっぷりのスープが出てきて満足し、さて勘定をしようとしたその時、メインの魚料理が出てきたのです。僕らにとってはスープだけで十分ランチの量だったのですが...。その後駄目押しのようにデザートまで出てきました。それでも一人7Bs(ボリビアーノ、当時US$1=5Bs)です。
 午後、ツアーボートで太陽の島へ。リャマと一緒に写真を撮らせてお金を稼いでいるおばさん。リャマのつぶらな瞳に負けて1Bs払って撮ってしまいました。同じ場所にアルパカを従えた女の子もいたのだけど、出っ歯のアルパカよりリャマのほうがかわいい。
 太陽の島の風景。チチカカ湖が青くてきれい。プーノ(ペルー)のほうでは生活排水のせいで藻が大量発生して問題になっていますが、ボリビア側はまだまだきれいです。島の斜面にはこれでもかというくらいびっしりと段々畑が作られています。
 湖の向こう側にイリャンプー山(6550m)を望む。ちなみにチチカカ湖の標高は3800mくらいです。船が航行する世界最高所の湖だそうです(またまたクイズ好きの人向け)。
 コパカバーナの町。チチカカ湖畔のなかなかきれいな町です。16世紀にスペイン人がカテドラルを建てて以来の聖地だそうです。裏山のてっぺんにも宗教関係らしき建造物があるのですが、さすがに登る体力はありませんでした。
 ペルー国境を目指します。国境までクスコの篠田さんが車で迎えに来てくれることになっているのですが、何を間違ったかコパカバーナから国境までは数百mと思い込んでいたため、国境に向かって歩いているところです。しかし行けども行けども国境が見えないため、途中であきらめてバスを拾いました。それからバスで30分かかりました(^^ゞ
 ペルー入国!篠田さんに撮ってもらった写真。ボリビア側は前日の雨のせいもあってぬかるみだらけのひどい道だったのですが、ペルーに入った途端、きれいな舗装道路が現れてびっくりします。
 プーノへ向かう途中の遺跡。何を形どっているかわかりますか?どこの文明にも似たようなものがあるものですね。
 →フリ(だったと思う)のカテドラル。表面の模様がとてもきれい。

 ↓フリから見たチチカカ湖。2枚の写真をつなげてみました。もっときれいにつなげる方法があったらおしえてください。

 プーノに到着。ボートでウロス島に渡りました。ウロス島はトトラと呼ばれる葦でできていることで有名。家までトトラで出来ています。よく"浮き島"と言われますが実際はもう湖底にくっついている(篠田さん談)そうです。でもやはり葦で出来ていることには変わりなく、島の上を歩いているとふわふわします。
 それにしてもこの時は寒かった。ボートが港を出る際に、雹まで降る始末。ホテルに帰ってもしばらく体が冷え切ってました。ウロス島に行かれる方は防寒着をお忘れなく...。
 ボートで一緒だったフアンたち。アレキパから観光に来たそうです。ペルーの人たちは結構人懐っこくしゃべりかけてきてくれます。それに対してボリビア側では、みんな生活に精一杯で人のことなどかまっていられない、という印象でした。
 プーノでは今まで日本でも泊まったことの無いようないいホテルに泊まらせて頂きました(篠田さん、ありがとうございます)。Hotel Isla Estevesというプーノの向かい側の半島に建つホテルです。プーノの夜景がすごくきれいでした。
 翌朝、ホテルの窓から朝焼けが見えるはずだったのですが...
 クスコへ向けて出発。途中、シユスタニ遺跡に寄ります。これはプレインカ時代のお墓。石の外面がカーブを描き、なおかつ石と石が隙間なくぴっちりと組み合わさっているのがきれい(隙間が空いているところは地震のせい)。
 リャマの大群。リャマは毛を刈るためと肉を食べるために飼われていますが、その数は段々減っているそうです。羊の方が飼いやすいのだとか。
 今回の旅程の最高所、ララーヤです。4313mと書いてあるのが読めるでしょうか?
 ウルコスで直子さん(篠田さんの奥さん)の友達の家にクリスマスの挨拶に行きました。ペルー・ボリビアの子供たちはみんなすごくいい顔をしています。かわいくてそれでいてしっかりした顔。
 7時にプーノをでて、クスコには5時ごろ到着しました。列車だと8時出発7時到着ということだが、遅れることはしょっちゅうだそうです。コパカバーナで会って、後にオリャイタンタンボで再会した日本人は夜中の12時にクスコに到着したのだとか。迎えに来てくださった篠田さんに感謝!